ゲーミングPCスペック診断MyパソコンSR-ii9-8860H/S7/GP208,780円(税込)

SEVEN 『SR-ii9-8860H/S7/GP』は、「Intel Core i9-9900K」と、良好なコストパフォーマンスを発揮する高性能GPU「NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載し、その価格からもゲーミング向けならではの高級感を感じさせるミドルクラスのゲーミングPCだ。
このページでは『SR-ii9-8860H/S7/GP』のスペックや価格を、他モデルやゲーム推奨スペックとの比較を交えながらチェックしていく。
ゲーム
推奨スペックを満たすゲームタイトル
当サイト取り纏めのPCゲームタイトルの推奨スペックと当パソコンスペックを照らし合わせせつつ、各ジャンルごとに推奨スペックを満たすタイトルをいくつかピックアップしてみた。当サイトのPCゲーム検索や、My ゲーム選択機能を利用すれば、当パソコンが所定タイトルの推奨スペックを満たすか否かが簡単にチェックできるので活用してもらいたい。
MMORPG
PCオンラインゲームにおいて、未だ不動の人気を誇るジャンルと言えばMMORPGだ。高スペックを要求しない、歴史のある人気タイトルも数多く揃っており、エントリー~ミドルクラスのゲーミングPCでもプレイが十分に楽しめるため、ゲーム人口が多いのもこのジャンルの特徴だ。
FPS
ハイエンドクラスのゲーミングPCが真価を発揮するジャンルの代名詞と言えるFPS。近年のオンラインサービス型FPSでの人気は落ち着いた感があるが、パッケージタイトルの良作は続々と発表されており、シングルプレイはもとより、熱いマルチプレイ対戦を楽しむことができる。
サンドボックス
以前から根強いファン層は存在したが、Minecraft(マインクラフト)の登場によって爆発的に人気を博したジャンルがサンドボックスだ。エントリークラスでもプレイ可能なタイトルが多いが、仮想空間でのクリエイティブなプレイに没頭するためには、相応スペックのパソコンを用意したい。
価格
他モデルとの価格比較
『SR-ii9-8860H/S7/GP』の価格 208,780円の価格感を探ってみる。
各モデルのスペックは完全に一致しているわけではなく、仕様諸元の詳細を含めて考えると比較対象が限定されすぎてしまうため、同等もしくはそれ以上のスコアを発揮するスペックのモデルの価格と比較する手法にてコストパフォーマンスに優れているか? の判断をしたい。そこで、各メーカーごとに同スペック以上の比較対象となりそうなモデルをリストアップしてみた。

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
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206,580円2,200円 | Core i9-9900K同スコア | GeForce RTX 2070 SUPER同スコア | 16GB同サイズ | 1TB1TB | 500GB同サイズ | なし | 750W同容量 |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
259,800円51,020円 | Core i9-9900K同スコア | GeForce RTX 2080 SUPER11.6% | 16GB同サイズ | 1TB1TB | 512GB12GB | なし | 800W50W |
スペックを一切下げずに同スペック以上で見たとき、その他のモデルの最安値は 206,580円。差額は 1%増の2,200円。僅差で最安価格ではないものの、最優良に遜色ない価格設定と言える。仕様諸元の違いや、デザイン性などを含め、他の優良モデルに特段の魅力を感じることが無ければ、当パソコンは選択肢の最有力候補だ。
価格推移
続いて同スペック相当モデルの直近60日の最安価格推移を見ながら購入タイミングについて考察する。

グラフでは、CPU・GPU等の主要構成に関しては同一、メモリ・HDD・SSD等その他の構成要素に関してはそれ以上のモデルを「同スペック相当」とし、その内の最安価格を表した。最安価格の直近60日は206,580円から変化していない。このスペック帯では現状、各メーカー・モデルの大きな動きはなく、この価格で当面は安定する可能性が高い。この傾向から現状どのタイミングで購入に至っても特に問題はないと言えるだろう。ただし、購入タイミングを先送りする場合不意のマイナーチェンジ・在庫切れ・販売期間終了による取り逃しをのリスクだけはあるので、その点には十分注意したい。
スペック
主要諸元
『SR-ii9-8860H/S7/GP』の主要諸元は以下の通り。
CPU | Intel Core i9-9900K (3.6 - 5.0GHz / 8コア / Coffee Lake Refresh) |
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GPU | NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER (8GB) |
メモリ | 16GB (PC4-21300 / DDR4-2666) |
SSD | 500GB |
電源ユニット | 80PLUS GOLD 750W |
並んだスペックを見ていくと、メモリはゲーミングPCのスタンダードとなる8GBと比べて大容量の16GBを装備し、余裕のある構成となっている。採用されているのはPC4-21300/DDR4-2666の高速メモリなので、全体パフォーマンスの底上げが期待できる。更に、ゲーミングPCでは必須ポイントと言える、SSD500GBをキチンと装備しており、日常利用の起動速度の速さもちろん、ロードが頻繁なゲームタイトルも快適にプレイが可能だ。全体感としてはそういったいくつかのメリットポイントを兼ね備えた、バランスのある構成に仕上がっている。
NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER

当パソコンに搭載の「NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」は、「リアルタイムレイトレーシング」を実現する Turing アーキティクチャ採用のミドルハイクラス向けGPUだ。
その性能は新世代のGPUにふさわしく、前世代のハイエンドクラスだったGTX 1080と同格に位置し、SUPERモデルとなって更にパフォーマンスを向上させている。
RTX 2070 SUPERならば、旧作タイトルでの超解像度・最高画質の快適プレイが保証されることはもちろん、新作重量級タイトルでも安定したプレイが楽しめることは間違いない。 徐々に勢力をのばしてきているVRタイトルについても VR酔いを防止、没頭感を高める高fpsを求めるとGPUに相応の余力が必要 だが、RTX 2070ならば盤石だ。
更に上を見ればキリがないのがハードスペックだが、コストとパフォーマンスの両立を考えるならば「 70系のミドルハイエンドモデルが最適解 」といえるだろう。
GeForce RTX 2080 Ti SLI | ||||||
GeForce RTX 2080 Ti | ||||||
GeForce RTX 2080 SUPER | ||||||
GeForce RTX 2070 SUPER | ||||||
GeForce RTX 2060 SUPER | ||||||
GeForce GTX 1660 Ti | ||||||
GeForce GTX 1660 SUPER | ||||||
GeForce GTX 970 SLI | ||||||
GeForce GTX 1660 | ||||||
GeForce GTX 1060 | ||||||
GeForce GTX 970 | ||||||
GeForce GTX 1650 SUPER | ||||||
GeForce GTX 1650 | ||||||
GeForce GTX 1050 Ti | ||||||
GeForce GTX 960 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
Intel Core i9-9900K

当パソコンに搭載の「Intel Core i9-9900K」は定格3.6GHz、最大5.0GHzの高クロック動作を誇る、第9世代(Coffee Lake Refhresh)のCPUだ。
Core i9シリーズの先鋒格として、2018年11月に登場したのがこの9900Kだ。
従来のi9シリーズの定番だった10コア以上のCPUとは違い、8コア高クロックモデルとなる9900K。 定格3.6GHz ターボブースト時5.0GHzを誇る高クロックから叩き出されるスコアはゲームプレイのみならず、様々な利用用途において必要十分。性能的には 後続のハイエンド向けCPU Skylake-X Refreshには一歩届かぬ部分はあるものの、コスト対比で考えるならば9900Kが間違いなく最強だ。
Core i9-10920X | ||||||
Core i9-9900K | ||||||
Core i9-9900X | ||||||
Core i7-9800X | ||||||
Core i7-9700K | ||||||
Core i7-9700 | ||||||
Core i5-9600K | ||||||
Core i7-5930K | ||||||
Core i5-9400 | ||||||
Core i7-6700 | ||||||
Core i3-9100 | ||||||
Core i3-8100 | ||||||
Core i5-6500 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
ゲーミングPCの流行をなぞると、GPU豪華一点主義を正とする時代は確かに存在した。しかし、現在の傾向で言えばCPUはもう一翼のマシンの心臓部としての貢献比重が大きく、GPUやその他構成とのバランスを取ることがより重要になってきている。カスタマイズやスペック選定の際に一点に比重を置きすぎて他方でボトルネックを生み出し、コストメリットを失ってしまうことが無いよう心掛けたい。
電源ユニットと消費電力
電源ユニット選びのポイント

電源ユニットの大半はその容量の50%前後の電力供給をしている時に最もパフォーマンスが発揮されるよう設計されている。 電源ユニットの容量を超える消費電力でパソコンが不安定になるのはもちろん、容量がぎりぎりで足りていていたとしても変換効率の悪い高負荷での稼働を続けることにより、電源ユニットを含むパソコン全体の経年劣化が早まる可能性がある。 このため、電源容量が構成とマッチしているかどうか? のチェックもゲーミングPC選びでは重要なポイントのひとつだ。
消費電力は処理内容によって常に変動するため、平均消費電力を算出することは難しいが、ゲーム主体の利用においては最大消費電力の50%~75%の範囲内にある電源ユニットの選択が"50%前後の安定稼働"における指標とすると良いだろう。
最大消費電力との比率
おおよその最大消費電力は以下の式で算出できる。
(CPUのTDP x 1.5) + GPUの最大消費電力 + その他の消費電力 = 最大消費電力
計算式に、搭載されている「Intel Core i9-9900K」のTDPと、「NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」の最大消費電力、その他のパーツやUSB給電の電力をあてはめると、
(95 x 1.5) + 215+ 65 = 約423W
最大消費電力は約423W。当パソコンの電源ユニット容量 750W と比較した割合は約56%で、指標内、そして余裕のあるバランスの取れた構成となっている。安定稼働の継続で各パーツにかかる負担も少なく、電源の経年劣化の際も余力を生かして必要な電力を安定供給可能だ。また、電源容量の余裕を生かせば、後の増設・GPU換装などその後の拡張性にも柔軟な対応が可能と言える最良の構成だ。
総括
SEVEN SR-ii9-8860H/S7/GP 208,780円(税込)
価格 | 9.5 | ||||||||||
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対応タイトル | 10 | ||||||||||
CPU | 10 | ||||||||||
GPU | 10 | ||||||||||
電源 | 10 | ||||||||||
その他構成 | 8.5 |
当ページの内容は適時更新しているものの、メーカーサイトより情報を取得した時点の価格・スペックに基づいたものであり、最新情報と内容が異なる事もある点をご了承いただきたい。 更に安い価格へ改定されていたり、無料アップグレードでスペックがより良いものとなっている場合もあるので、下記リンクから、その目で最新の価格や、詳細情報をチェックしてほしい。