ゲーミングPCスペック診断MyパソコンG-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1142,780円(税込)

TSUKUMO 『G-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1』は、価格と性能のバランスが良好なCPU「Intel Core i5-6500」と、前世代の定番GPU「NVIDIA GeForce GTX 960」を搭載し、手頃な価格におさまっているエントリークラスのゲーミングPCだ。
このページでは『G-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1』のスペックや価格を、他モデルやゲーム推奨スペックとの比較を交えながらチェックしていく。
ゲーム
推奨スペックを満たすゲームタイトル
当サイト取り纏めのPCゲームタイトルの推奨スペックと当パソコンスペックを照らし合わせせつつ、各ジャンルごとに推奨スペックを満たすタイトルをいくつかピックアップしてみた。当サイトのPCゲーム検索や、My ゲーム選択機能を利用すれば、当パソコンが所定タイトルの推奨スペックを満たすか否かが簡単にチェックできるので活用してもらいたい。
MMORPG
PCオンラインゲームにおいて、未だ不動の人気を誇るジャンルと言えばMMORPGだ。高スペックを要求しない、歴史のある人気タイトルも数多く揃っており、エントリー~ミドルクラスのゲーミングPCでもプレイが十分に楽しめるため、ゲーム人口が多いのもこのジャンルの特徴だ。
FPS
ハイエンドクラスのゲーミングPCが真価を発揮するジャンルの代名詞と言えるFPS。近年のオンラインサービス型FPSでの人気は落ち着いた感があるが、パッケージタイトルの良作は続々と発表されており、シングルプレイはもとより、熱いマルチプレイ対戦を楽しむことができる。
RTS
FPSと並んで、マルチプレイ対戦が盛んなジャンルのRTS。画質クオリティにこだわらなければ総じて要求スペックは高くないが、極めていくと高速なレスポンス、精度の高いマウス裁きとコマンド入力が必要なってくる。このジャンルでこそ高解像度、大画面のモニタで挑みたい。
価格
他モデルとの価格比較
『G-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1』の価格 142,780円の価格感を探ってみる。
各モデルのスペックは完全に一致しているわけではなく、仕様諸元の詳細を含めて考えると比較対象が限定されすぎてしまうため、同等もしくはそれ以上のスコアを発揮するスペックのモデルの価格と比較する手法にてコストパフォーマンスに優れているか? の判断をしたい。そこで、各メーカーごとに同スペック以上の比較対象となりそうなモデルをリストアップしてみた。

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
91,080円51,700円 | Core i3-810020.2% | GeForce GTX 1650 SUPER50.2% | 8GB同サイズ | 同サイズ | 240GB同サイズ | DVD | 500W同容量 |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
104,478円38,302円 | Core i5-940093.1% | GeForce GTX 165034.5% | 16GB8GB | 同サイズ | 512GB272GB | なし | 550W50W |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
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142,780円同価格 | Core i3-910035.8% | GeForce RTX 2060 SUPER219% | 16GB8GB | 同サイズ | 500GB260GB | なし | 600W100W |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
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181,280円38,500円 | Core i7-670054.8% | GeForce GTX 97052.7% | 8GB同サイズ | 同サイズ | 240GB同サイズ | DVD | 550W50W |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
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226,980円84,200円 | Core i9-10920X327.5% | GeForce GTX 1650 SUPER50.2% | 64GB56GB | 500GB500GB | 500GB260GB | DVD | 700W200W |
スペックを一切下げずに同スペック以上で見たとき、その他のモデルの最安値は 91,080円。差額は 57%増の51,700円。最安モデルの価格設定とパフォーマンスから考えると、割高感が否めない価格設定となっている。メーカー間の価格増は単純な上乗せだけでなく、よりグレードの高いパーツを採用した結果であることも多い。そういった仕様諸元の違いやデザイン性などを含め、他の優良モデル比べて拘りの部分が感じられなければ、他モデルを視野に入れた再検討をするのもひとつの選択だ。
価格推移
続いて当パソコン及び、同スペック相当モデルの直近60日の価格推移を見ながら購入タイミングについて考察する。
まず、当パソコン(同一モデル名のマイナーチェンジを含む)の価格推移を見る。

グラフの青線は現在価格、赤線が日別の設定価格となる。グラフに示した通り、直近60日の価格は 142,780円から変化しておらず、安定傾向だ。この傾向から現状どのタイミングで購入に至っても特に問題はないと言えるだろう。ただし、購入タイミングを先送りする場合不意のマイナーチェンジ・在庫切れ・販売期間終了による取り逃しをのリスクだけはあるので、その点には十分注意したい。
次に、同スペック相当モデルの直近60日の最安価格推移を見ていく。

グラフでは、CPU・GPU等の主要構成に関しては同一、メモリ・HDD・SSD等その他の構成要素に関してはそれ以上のモデルを「同スペック相当」とし、その内の最安価格を表した。最安価格の直近60日は142,780円から変化していない。このスペック帯では現状、各メーカー・モデルの大きな動きはなく、この価格で当面は安定する可能性が高い。この価格を念頭に予算感の擦り合わせが可能かの検討を進めていくのが良いだろう。
スペック
主要諸元
『G-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1』の主要諸元は以下の通り。
CPU | Intel Core i5-6500 (3.2 - 3.6GHz / 4コア / Skylake) |
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GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB) |
メモリ | 8GB (PC4-17000 / DDR4-2133) |
SSD | 240GB |
光学ドライブ | DVD |
電源ユニット | 80PLUS BRONZE 500W |
並んだスペックを見ていくと、メモリはゲーミングPCのスタンダードとなる8GBを装備しており、標準的なゲームタイトルにおいてメモリ不足に悩む心配はないだろう。採用されているのはPC4-17000/DDR4-2133の高速メモリなので、全体パフォーマンスの底上げが期待できる。更に、ゲーミングPCでは必須ポイントと言える、SSD240GBをキチンと装備しており、日常利用の起動速度の速さもちろん、ロードが頻繁なゲームタイトルも快適にプレイが可能だ。それらに加えて、光学ドライブが標準搭載で、ゲームをパッケージ購入した際のメディアからのインストールの敷居が低いのが魅力だ。このように当パソコンは多くのメリットポイントを兼ね備えた、使い勝手のある構成に仕上がっている。
NVIDIA GeForce GTX 960

当パソコンに搭載の「NVIDIA GeForce GTX 960」は、発売から絶大な人気を誇り、一世を風靡したミドルクラスのGPUだ。
ハイエンド向けのタイトルにおいても、前世代ミドルハイ相当のパフォーマンスを発揮し、低価格よりマシンのユーザーのプレイタイトルの幅を広げることに大きく貢献してくれた。だが、その人気もGTX 960と肩を並べるかそれ以上となるスコアを発揮し、価格感ではそれを下回る印象のGTX 1050系の登場により低迷。採用モデルはごく少数となってきてるのが現状だ。
拘りの理由がなければ、現在GTX 960を選択する価値は薄い。当サイトは低価格そのままのGTX 1050 / GTX 1050 Tiや、最新世代のミドルクラスを担うGTX 1060搭載モデルをお勧めする。
GeForce GTX 1660 Ti | ||||||
GeForce GTX 1660 SUPER | ||||||
GeForce GTX 970 SLI | ||||||
GeForce GTX 1660 | ||||||
GeForce GTX 1060 | ||||||
GeForce GTX 970 | ||||||
GeForce GTX 1650 SUPER | ||||||
GeForce GTX 1650 | ||||||
GeForce GTX 1050 Ti | ||||||
GeForce GTX 960 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
Intel Core i5-6500

当パソコンに搭載の「Intel Core i5-6500」は定格3.2GHz、最大3.6GHzの高クロック動作を誇る、第6世代(Skylake)のCPUだ。
Core i5シリーズの中でも優れたコストパフォーマンスで人気が高く、エントリー~ミドルクラスに最も採用されているのが6500だ。エントリークラスのGPUとの組み合わせならばバランスは極めて良好。ミドルクラス以上のGPUを相手にすると、若干の見劣りはするものの、コストを抑える手段としてかなり有効だ。
下位シリーズCore i3の大きな違いは物理コア数が2から4へ増加している点だ。ハイパースレッディングには対応していないため物理コア数以上の並列処理はこなせないが、4コアというキャパシティはゲームプレイ中も動作しているバックグラウンド処理の負荷分散を担い、ゲーム側でより効率よくCPUパワーを発揮することができる。 定格3.2GHz、ターボブースト時に3.6GHzまで引き上げられる高速な動作クロックもゲーミング用途に適しており、コストパフォーマンス重視のパソコン選びをするならば間違いないCPUだろう。
Core i7-9700 | ||||||
Core i5-9600K | ||||||
Core i7-5930K | ||||||
Core i5-9400 | ||||||
Core i7-6700 | ||||||
Core i3-9100 | ||||||
Core i3-8100 | ||||||
Core i5-6500 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
ゲーミングPCの流行をなぞると、GPU豪華一点主義を正とする時代は確かに存在した。しかし、現在の傾向で言えばCPUはもう一翼のマシンの心臓部としての貢献比重が大きく、GPUやその他構成とのバランスを取ることがより重要になってきている。カスタマイズやスペック選定の際に一点に比重を置きすぎて他方でボトルネックを生み出し、コストメリットを失ってしまうことが無いよう心掛けたい。
電源ユニットと消費電力
電源ユニット選びのポイント

電源ユニットの大半はその容量の50%前後の電力供給をしている時に最もパフォーマンスが発揮されるよう設計されている。 電源ユニットの容量を超える消費電力でパソコンが不安定になるのはもちろん、容量がぎりぎりで足りていていたとしても変換効率の悪い高負荷での稼働を続けることにより、電源ユニットを含むパソコン全体の経年劣化が早まる可能性がある。 このため、電源容量が構成とマッチしているかどうか? のチェックもゲーミングPC選びでは重要なポイントのひとつだ。
消費電力は処理内容によって常に変動するため、平均消費電力を算出することは難しいが、ゲーム主体の利用においては最大消費電力の50%~75%の範囲内にある電源ユニットの選択が"50%前後の安定稼働"における指標とすると良いだろう。
最大消費電力との比率
おおよその最大消費電力は以下の式で算出できる。
(CPUのTDP x 1.5) + GPUの最大消費電力 + その他の消費電力 = 最大消費電力
計算式に、搭載されている「Intel Core i5-6500」のTDPと、「NVIDIA GeForce GTX 960」の最大消費電力、その他のパーツやUSB給電の電力をあてはめると、
(65 x 1.5) + 120+ 90 = 約308W
最大消費電力は約308W。当パソコンの電源ユニット容量 500W と比較した割合は約62%で、指標を満たしており非常に完成度の高い構成となっている。常に安定稼働が望めるため各パーツにかかる負担は極小でマシン寿命も長く、電源の経年劣化の際も余力を生かして必要な電力を安定供給可能だ。ただし、後の増設・GPU換装を予定している場合、最良のバランスが崩れてしまう可能性があるので注意したい。
総括
TSUKUMO G-GEAR POWERED BY ASUS モデル GI7J-A64T/PA1 142,780円(税込)
価格 | 5.5 | ||||||||||
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対応タイトル | 7.5 | ||||||||||
CPU | 7 | ||||||||||
GPU | 7 | ||||||||||
電源 | 9 | ||||||||||
その他構成 | 8.5 |
当ページの内容は適時更新しているものの、メーカーサイトより情報を取得した時点の価格・スペックに基づいたものであり、最新情報と内容が異なる事もある点をご了承いただきたい。 更に安い価格へ改定されていたり、無料アップグレードでスペックがより良いものとなっている場合もあるので、下記リンクから、その目で最新の価格や、詳細情報をチェックしてほしい。