ゲーミングPCスペック診断MyパソコンG-Tune MASTERPIECE i1730PA1429,800円(税込)

マウスコンピューター 『G-Tune MASTERPIECE i1730PA1』は、Core i7/Core i9 最高峰モデルのCPU 「Intel Core i9-9900X」と、他のGPUを寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを誇る「NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti」を搭載し、その価格からも威厳を感じずにはいられないスーパーハイエンドクラスのゲーミングPCだ。
このページでは『G-Tune MASTERPIECE i1730PA1』のスペックや価格を、他モデルやゲーム推奨スペックとの比較を交えながらチェックしていく。
ゲーム
推奨スペックを満たすゲームタイトル
当サイト取り纏めのPCゲームタイトルの推奨スペックと当パソコンスペックを照らし合わせせつつ、各ジャンルごとに推奨スペックを満たすタイトルをいくつかピックアップしてみた。当サイトのPCゲーム検索や、My ゲーム選択機能を利用すれば、当パソコンが所定タイトルの推奨スペックを満たすか否かが簡単にチェックできるので活用してもらいたい。
MMORPG
PCオンラインゲームにおいて、未だ不動の人気を誇るジャンルと言えばMMORPGだ。高スペックを要求しない、歴史のある人気タイトルも数多く揃っており、エントリー~ミドルクラスのゲーミングPCでもプレイが十分に楽しめるため、ゲーム人口が多いのもこのジャンルの特徴だ。
FPS
ハイエンドクラスのゲーミングPCが真価を発揮するジャンルの代名詞と言えるFPS。近年のオンラインサービス型FPSでの人気は落ち着いた感があるが、パッケージタイトルの良作は続々と発表されており、シングルプレイはもとより、熱いマルチプレイ対戦を楽しむことができる。
価格
他モデルとの価格比較
『G-Tune MASTERPIECE i1730PA1』の価格 429,800円の価格感を探ってみる。
各モデルのスペックは完全に一致しているわけではなく、仕様諸元の詳細を含めて考えると比較対象が限定されすぎてしまうため、同等もしくはそれ以上のスコアを発揮するスペックのモデルの価格と比較する手法にてコストパフォーマンスに優れているか? の判断をしたい。そこで、各メーカーごとに同スペック以上の比較対象となりそうなモデルをリストアップしてみた。

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
373,780円56,020円 | Core i9-9900K11% | GeForce RTX 2080 Ti同スコア | 64GB32GB | 4TB1TB | 1TB488GB | Blu-ray | 750W50W |

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
439,800円10,000円 | Core i9-9900X同スコア | GeForce RTX 2080 Ti同スコア | 32GB同サイズ | 3TB同サイズ | 512GB同サイズ | なし | 800W同容量 |
スペックを一切下げずに同スペック以上で見たとき、その他のモデルの最安値は 373,780円。差額は 15%増の56,020円。コストパフォーマンスを考えると、若干の割高感を感じさせる価格設定となっている。メーカー間の価格増は単純な上乗せだけでなく、よりグレードの高いパーツを採用した結果であることも多い。そういった仕様諸元の違いやデザイン性などを含め、他の優良モデル比べて拘りの部分が感じられるのならば、当パソコンを選択する価値は十分あると言える。
また、当パソコンのSSDに容量では及ばないものの、「SSDの容量が減った分価格も下落した」点にコストメリットが見い出せれば以下のモデルも選択候補になりそうだ。

税込価格 | CPU | GPU | メモリ | HDD | SSD | 光学 | 電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
344,080円85,720円 | Core i9-9900K11% | GeForce RTX 2080 Ti同スコア | 32GB同サイズ | 4TB1TB | 500GB12GB | なし | 750W50W |
価格推移
続いて当パソコン及び、同スペック相当モデルの直近60日の価格推移を見ながら購入タイミングについて考察する。
まず、当パソコン(同一モデル名のマイナーチェンジを含む)の価格推移を見る。

グラフの青線は現在価格、赤線が日別の設定価格となる。グラフに示した通り、直近60日の価格は 429,800円から変化しておらず、安定傾向だ。この傾向から現状どのタイミングで購入に至っても特に問題はないと言えるだろう。ただし、購入タイミングを先送りする場合不意のマイナーチェンジ・在庫切れ・販売期間終了による取り逃しをのリスクだけはあるので、その点には十分注意したい。
次に、同スペック相当モデルの直近60日の最安価格推移を見ていく。

グラフでは、CPU・GPU等の主要構成に関しては同一、メモリ・HDD・SSD等その他の構成要素に関してはそれ以上のモデルを「同スペック相当」とし、その内の最安価格を表した。最安価格の直近60日は429,800円から変化していない。このスペック帯では現状、各メーカー・モデルの大きな動きはなく、この価格で当面は安定する可能性が高い。この価格を念頭に予算感の擦り合わせが可能かの検討を進めていくのが良いだろう。
スペック
主要諸元
『G-Tune MASTERPIECE i1730PA1』の主要諸元は以下の通り。
CPU | Intel Core i9-9900X (3.5 - 4.4GHz / 10コア / Skylake-X Refresh) |
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GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti (11GB) |
メモリ | 32GB (PC4-19200 / DDR4-2400) |
HDD | 3TB |
SSD | 512GB (NVMe) |
光学ドライブ | DVD |
電源ユニット | 80PLUS TITANIUM 800W |
並んだスペックを見ていくと、メモリはゲーミングPCのスタンダードとなる8GBと比べて大容量の32GBを装備し、余裕のある構成となっている。採用されているのはPC4-19200/DDR4-2400の高速メモリなので、全体パフォーマンスの底上げが期待できる。更に、ストレージがHDD及びSSDのダブル搭載な点はポイントが高い。利用頻度の少ない日常データはHDD側に、ゲームのデータやOS等のスピードや頻度を求められるデータをSSD側に保存すれば、合計3.51TBとなるストレージ容量を有効活用することが可能だ。また、SSD接続にはSATAと比べ2倍近く高速なデータ伝送が可能なNVMe対応のSSDが採用されており、SSD導入の恩恵を最大限に享受することが可能だ。それらに加えて、光学ドライブが標準搭載で、ゲームをパッケージ購入した際のメディアからのインストールの敷居が低いのが魅力だ。このように当パソコンは多くのメリットポイントを兼ね備えた、使い勝手のある構成に仕上がっている。
NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti

当パソコンに搭載の「NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti」は、史上初の「リアルタイムレイトレーシング」を実現する Turing アーキティクチャ採用のハイエンドクラス向け最上位GPUだ。
圧倒的王者だった前代のGTX 1080 Tiより更に 15%の性能向上 を実現し、正当進化を遂げている。
ハイエンドならではの価格帯設定ではあるが、設定価格対比のコストパフォーマンスはお手頃価格と断言できるレベル。
最強を目指すならばRTX 2080 Ti は唯一の選択となるだろう。
GeForce RTX 2080 Ti SLI | ||||||
GeForce RTX 2080 Ti | ||||||
GeForce RTX 2080 SUPER | ||||||
GeForce RTX 2070 SUPER | ||||||
GeForce RTX 2060 SUPER | ||||||
GeForce GTX 1660 Ti | ||||||
GeForce GTX 1660 SUPER | ||||||
GeForce GTX 970 SLI | ||||||
GeForce GTX 1660 | ||||||
GeForce GTX 1060 | ||||||
GeForce GTX 970 | ||||||
GeForce GTX 1650 SUPER | ||||||
GeForce GTX 1650 | ||||||
GeForce GTX 1050 Ti | ||||||
GeForce GTX 960 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
Intel Core i9-9900X

当パソコンに搭載の「Intel Core i9-9900X」は定格3.5GHz、最大4.4GHzの高クロック動作を誇る、ハイエンドデスクトップ向けCPUの第8世代(Skylake-X Refresh)のCPUだ。
Xの名を冠するハイエンドデスクトップ向けとして、2018年12月中旬から順次発売中なのがこの Skylake-X Refresh世代のCore i9シリーズだ。
前代の7900X系、Skaylake-X からの文字通りリフレッシュ世代として、順当な性能の進化を遂げている。
前世代対比で約10%ほどのスコアの向上でパフォーマンスは良好。ハイエンド向けCPUならではのきびきびとしたゲームプレイを楽しめるだろう。
マルチコアが求められるホビーユースでも活躍する9900X、ゲームプレイを含んだ多岐多様なPCライフを主眼に考えるならば最良の選択肢のひとつとなることは間違いない。
近年のCPUの流行「多コア低クロック化」とは対極に、ゲーミング用途では余りあるコアの全ては有効利用されず、動作クロックの高さこそがスコアに影響しやすい傾向にある。このため、当CPUをはじめとしたCore i9最上位シリーズに位置するCPUの場合、構成価格とスコアのコストバランスは他のグレードに比べると大幅に悪化し、時にスコアの逆転現象が起きてしまう宿命にある点に注意が必要だ。
Core i9-10920X | ||||||
Core i9-9900K | ||||||
Core i9-9900X | ||||||
Core i7-9800X | ||||||
Core i7-9700K | ||||||
Core i7-9700 | ||||||
Core i5-9600K | ||||||
Core i7-5930K | ||||||
Core i5-9400 | ||||||
Core i7-6700 | ||||||
Core i3-9100 | ||||||
Core i3-8100 | ||||||
Core i5-6500 | ||||||
-50% | +50% | +100% | +150% |
ゲーミングPCの流行をなぞると、GPU豪華一点主義を正とする時代は確かに存在した。しかし、現在の傾向で言えばCPUはもう一翼のマシンの心臓部としての貢献比重が大きく、GPUやその他構成とのバランスを取ることがより重要になってきている。カスタマイズやスペック選定の際に一点に比重を置きすぎて他方でボトルネックを生み出し、コストメリットを失ってしまうことが無いよう心掛けたい。
電源ユニットと消費電力
電源ユニット選びのポイント

電源ユニットの大半はその容量の50%前後の電力供給をしている時に最もパフォーマンスが発揮されるよう設計されている。 電源ユニットの容量を超える消費電力でパソコンが不安定になるのはもちろん、容量がぎりぎりで足りていていたとしても変換効率の悪い高負荷での稼働を続けることにより、電源ユニットを含むパソコン全体の経年劣化が早まる可能性がある。 このため、電源容量が構成とマッチしているかどうか? のチェックもゲーミングPC選びでは重要なポイントのひとつだ。
消費電力は処理内容によって常に変動するため、平均消費電力を算出することは難しいが、ゲーム主体の利用においては最大消費電力の50%~75%の範囲内にある電源ユニットの選択が"50%前後の安定稼働"における指標とすると良いだろう。
最大消費電力との比率
おおよその最大消費電力は以下の式で算出できる。
(CPUのTDP x 1.5) + GPUの最大消費電力 + その他の消費電力 = 最大消費電力
計算式に、搭載されている「Intel Core i9-9900X」のTDPと、「NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti」の最大消費電力、その他のパーツやUSB給電の電力をあてはめると、
(165 x 1.5) + 250+ 125 = 約623W
最大消費電力は約623W。当パソコンの電源ユニット容量 800W と比較した割合は約78%で、指標を上回っており電源に余裕が見られない構成となっている。当初の安定稼働については問題無いが、電源の経年劣化の際に必要な電力を安定供給できず動作が不安定になる可能性もある。長期利用を想定している場合や、後の拡張を予定するならばより大容量の電源ユニットへのカスタマイズをお勧めしたい。
総括
マウスコンピューター G-Tune MASTERPIECE i1730PA1 429,800円(税込)
価格 | 7.5 | ||||||||||
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対応タイトル | 10 | ||||||||||
CPU | 10 | ||||||||||
GPU | 10 | ||||||||||
電源 | 5.5 | ||||||||||
その他構成 | 10 |
当ページの内容は適時更新しているものの、メーカーサイトより情報を取得した時点の価格・スペックに基づいたものであり、最新情報と内容が異なる事もある点をご了承いただきたい。 更に安い価格へ改定されていたり、無料アップグレードでスペックがより良いものとなっている場合もあるので、下記リンクから、その目で最新の価格や、詳細情報をチェックしてほしい。